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    自身のアトリエで仕上げている

    2017.08.12 Saturday 11:42
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        本作において最も優れており、注目すべき点は、ノルマンディー地方の代表的なゴシック様式の建造物であるルーアン大聖堂の堅牢な石質を除外した光の描き方や光の陰影の効果の描写にある。

       

        一説には本作品群を見た後期印象派の巨匠ポール・セザンヌから「モネは何という眼を持っているのか、しかしただの眼である(賞賛の言葉として前句と後句を逆に紹介されることもある)」と、質感が失われるこの描写法、表現法を批判されたと伝えられているも、本作の眩いばかりに石面へ反射する陽光の表現や、それが織り成す多様な陰影の描写は、現在も観る者の眼を奪うばかりである。

       

        なおモネは1892年の晩冬から早春(2月中旬から4月中旬)、1893年の晩冬から早春(2月中旬から4月中旬)と2回の滞在で、ルーアン大聖堂を画題とした作品を集中的に取り組み、自身のアトリエで仕上げている。

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